南浦和の歯科 おおしろ歯科医院

予防歯科

問題が起きても治療を受ければ大丈夫?
歯は削ったら、二度と元に戻らないということはご存知でしたか?
人間の体で考えてみてください。
転んで擦り傷ができても、たいていの場合、ヨードチンキを塗っておけば治ります。
体は骨が折れても、ギブスをしておけば骨ができて治ります。
歯は他の体の組織と異なり、自浄作用(自分で良くなる能力)がないのです。
ですから、悪くなったら、悪い部分を削り落として、人工の物で補うしかないのです。それは例えるなら、転んで擦り傷ができてしまったら、その部位を手術で取り除いて、人工の金属でできた皮膚などをつけるしかないと置き換えたらどうですか?
考えただけでも恐ろしいですよね。

1本の歯が治療できる回数は、3~4回です。特に神経を取った歯の寿命はかなり短くなってしまいます。というのは、神経がなくなるというのは木で言えば枯れ木と同じような状態になってしまうのです。そのようになっても、「噛む」「食べる」「しゃべる」などの基本的な機能を回復させることはできますが、耐久性が断然、悪くなってしまうのです。

何か強い衝撃が加わったり、硬いものを噛んだ拍子に歯が割れてしまう、折れてしまうとしまうこともあるのです。
ですから、「機能を回復させる」ということはできても、悪くなってしまった歯を治すということはできないのです。
年を取ったら歯は悪くなって当たり前?
予防歯科「年を取ったら歯は悪くなって当たり前だ」
と思ってらっしゃる方もたくさん、いらっしゃいます。しかし、思い起こしていただきたいのは、私たちの臓器はその人の寿命と共に存在するものがほとんどだということです。目は老眼になったといっても、その機能を失う人はごくわずかです。脳、肺、肝臓、耳、手指など、私たちの寿命と共に生きています。当然歯も生涯の中で失うべきものではないでしょう。悲しい事ですが、日本では現在、80歳の方の平均残存指数はたったの6,8本(厚生省調べ)しかありません。通常、人間のお口の中には28本の歯がありますから、約4分の1しか残ってないのです。

アメリカであれば85歳のときに平均15,8本、スウェーデンであれば75歳で平均19,5本の平均残存歯数となっています(サンスター調べ)。

欧米でこれだけ歯が残っているということは歯は残せないのではなく、単に歯を残していないだけなのです
我々も、きちんとしたことを行えば、十分、歯を残せるのです。

どうしたら歯を残せるの?
では、どうしたら歯を残せるのでしょうか? 欧米諸国はどのようにして、歯を残しているのでしょうか? その答えが定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることなのです。 欧米では、治療ではなく、このメンテナンスに力を入れたことによって、国民の平均残存歯数が飛躍的に向上したのです。

虫歯が全てではありません!! 多くの方が、虫歯が原因で歯が抜けてしまうと思っています。しかし、現実はそうではありません。 成人が歯を失う原因の60%が歯周病で40%がむし歯です。現在、日本の成人の約80パーセントが歯周病の何らかの段階に入ると言われております。自覚症状が無い歯周病を予防していくためにも、定期的なメンテナンスが欠かせないのです。
毎日、きちんと歯磨きしていたら歯は悪くならない?
歯ブラシでは落とせない汚れがあるのをご存知でしたか?
「歯磨きをしっかりやっていれば良いじゃない?!」
とおっしゃる方がいらっしゃいます。 しかし、そうではありません。 歯磨きを一生懸命していただいても、落とせない汚れがあるのです。

それが歯石バイオフィルムです。

歯石とは歯垢(プラーク)が固まって(石灰化)できたものであり、この歯石は表面がザラザラしているために、細菌がつきやすくなります。細菌がついて、歯と歯ぐきの間にある溝(歯周ポケット)に入り込み、それにより歯槽骨を溶かしてしまう原因となります。 ですから、歯石はきちんと取り除く必要があるのです。
また、バイオフィルムとは台所のヌメヌメのようなものであり、細菌同士が固まって保護膜を作り、殺菌剤や抗菌剤から細菌を守る役目を果たし、それによって歯ブラシでは取りづらくなります。また、歯と歯の境目、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)についたバイオフィルムは歯ブラシで取り除くことは困難になります。
バイオフィルムを放置しておくと、虫歯と歯周病の原因となります。

バイオフィルムを除去するには、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケア必要です。
某大学の予防歯科の教授が20年程前、欧米各国で調査をされたそうです。

「あなたはどういう時、歯科医院に行かれますか?」

予防歯科ヨーロッパでほとんどの回答は、 「虫歯や歯周病にならない様、クリーニングしてもらう為に行きます。」
ニューヨークのビジネスマン、キャリアウーマンの80%位が、 「年3~4回の定期健診をする」と報告されています。

同じ教授がスタッフ10人の歯科衛生士さんに自分の口の中を10分間、歯ブラシ・フロス・ 歯間ブラシ等でクリーニングしてもらい、染め出ししたところ、一番磨けていた人で95%、平均90%位だったそうです。
自分では、うまく磨けないところが、どなたでもあるものなのです。 日本では「痛い」「腫れた」「取れた」で歯科医院に行く事が多いのではないでしょうか?

当医院では1~6ヶ月に1回のメンテナンスにて患者さんのセルフケアを手助けし、健康維持増進をサポートしております。メンテナンスの間隔は患者さんの状態や症状によって異なります。

メンテナンスの内容
  • 歯周精密検査(X線検査、歯周ポケットの測定、動揺度の検査)
  • ブラッシングの再確認
  • かみ合わせのチェック
  • 生活習慣指導
  • PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
    ※PMTCは専門的な歯のクリーニング方法です。
PMTCの効果
虫歯の予防
バイオフィルムを除去し、プラークが付着しにくくなるのでむし歯予防効果があります。

歯周病・歯肉炎の改善
歯周ポケット1~3mmのバイオフィルムを除去するので歯肉の状態を改善し予防にもつながります。

歯質の強化
洗浄後にフッ化物入りのペーストやカルシウム補給剤を塗布することにより、歯の石灰化をさらに促進させます。

自然な美しさの回復
歯についたヤニや色素も取り除けるので、患者さん本来の光沢のある歯面になります。

むし歯や歯周病は細菌が原因で起きるものです。 どちらも、現在では進行を管理することが可能となってきました。 重度に進んでしまってからでは、治療も機能回復も困難になってきます。 出来るだけ進行しないよう、定期的なお口の中の健診、お手入れをしていきましょう。